11月10日12時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091110-00000078-mailo-l24
◇財政難で建設費など節約
財政難の名張市は、支出を抑えるため、民間賃貸住宅を市営住宅として借り上げる方針を固めた。議会の承認を得て、賃貸住宅の所有者を来年6月から募集する予定。実現すれば、県内初の取り組みとなる。【宮地佳那子】
現在、1953年に建設された栄町の木造平屋建てなど、6団地24戸の老朽化が著しく、それに代わる住宅や解体が早期に必要とされている。しかし財政が悪化している市は、初期費用や管理費に負担はかけられないため、空きが多いという中古賃貸住宅など市内の民間賃貸住宅を活用することにした。
計画では、最低24戸を契約したいとしており、賃料や鉄道・バスの交通立地、利便性などを考慮して審査する。実際の入居は11年の4月を予定している。
借り上げでは、建設費や修繕などの管理費は基本的に住宅所有者が持ち、市の支出は家賃の差額分などに抑える。契約は20年間の予定で、所有者は安定的に収入が期待できる一方、入居者にとっては収入などに応じ現在月1000円からの賃料の上昇は必至。また高齢者からは、住み慣れたところから転居したくないという意見もあるという。市営繕住宅室は、5年をかけて段階的に賃料を上げたいとしている。
全国では、横浜市などが公営住宅のための民間住宅の借り上げを実施している。

